1話 我慢できない…舐めるよ?のネタバレ

ネタバレ

幼い頃の思い出というものは、得てして美化されがちだけれども。
恋心にいたっては、それはとても顕著で、尊いものだと思う。

いや別にこれは初恋の人がくると聞いている同窓会を、死ぬほど楽しみにしていることへの言い訳ではなく。
決して。断じて・・・!!!そういうのではなく・・・!!!

単なる一般論で。

でもでも。目の前に、初恋のオトコが現れたら、やっぱり見とれちゃう。

九条君は覚えてるかな、わたしのこと。
同じクラスになったことはないけど、委員会は3年間一緒だった九条君。

ワックスがけの時しか機能しない美化委員を、なぜか3年間選び続けた九条君。

わたしは完璧主義だから、最後まで残って、時間かけて掃除してた。

それを、九条君は苦笑しながら、手伝ってくれたんだ・・・

そんな些細なことでときめくわたしもどうかと思ったけどほっこりしちゃったんだ、しかたない。

もっと仲良くなりたいと思いつつ、気づいたら卒業だった。

わたしの淡い恋心・・・回想しながらドキドキしてきた。

話しかけてみようかな。どうしようかな。

「仕事してる?」「大学入った?」

ぐらいだろうか。

いやいやここはやっぱり、「彼女いるの?」かーー

そしたら。

なんと彼は帽子をとったら、ボウズだった。

「!?」

「あーそっかー!そういえば九条ん家、寺だったもんねー」

「長男だし」

「高校は仏教学校だっけ?」

(は? 知らないし!!)

わたしは唖然とした。

(聞いてないしー!!!!)

「跡、継いだん?」

「いやまだだけど。そのうちね」

(しかも跡継ぎって・・・寺の跡継ぎって、それってつまり、お坊さん確定。ってことは、つまり、生涯独身・・・!?)

つらっ・・・!!!!!

わたしはやけ酒に走った。
飲んで飲んで飲みまくって、泥酔した。

町中で倒れるほどに・・・

そんなわたしを助けてくれた紳士。
それがなんと、初恋のボウズだった!!!

家まで送ってもらった。
そこでわたしはベッドに倒れた・・・乱れた服装で・・・

そうしたら。
気がついたら、ボウズに抱かれていた。
 

僧侶と交わる色欲の夜に
【コミなび純稿】 僧侶と交わる色欲の夜に