21話 待って…何でそんなにがっつくの…?のネタバレ

ネタバレ

あおいの様子から、美桜は察した。

「もしかして、あおいさんも??」

あおいはうなずく。そこには何ともいえない影があった。

「ええ。ご同業だし、うまくいくんじゃないかって。そう思ったけど、だめみたい。冷たくあしらわれちゃった。
彼、おとなしそうに見えて、ズバズバ言うのよね。ちょっと予想外。もっと優しい方かと・・・」

ちがう!!! と美桜の中で、なにかがはじけた。

美桜の心が丸裸になる。
言葉が勝手に口をついて出てくる。

「優しいです。九条君は、優しいです。
冷たかったり、怖かったり、するけど、君のは、そう見えるだけで、態度では何を考えているかわからなくても、
本当は周りにとって、一番いいことは何かって、そればっかり考えて、そのせいで、言葉を中にためこんで・・・」

必死に語っていたから、なにも気づかなかった。

「声でかいよ」

いつの間にか、そこに隆秀がいたのだ。

「悪い、待たせた」

隆秀はあおいを家に帰して、美桜と2人きりになった。

2人きりになると、やはり隆秀は怖い。

ちっとも優しい人には、思えない。

でもでも・・・

美桜は、意を決して、謝ろうと思った。

「わ、わたし!!!!!」

目をぎゅっとつぶる。

「わ、たし、雪隆くんに、なめられたりしました!!!!!!」

「・・・は?」

「え? じゃなくって、えと、隙を見せたわたしが悪くて、、」

最後の夜に受け入れられた意味を、考えるべきだった。

「だから、その、あの、、、、言い訳はありませんっ」

美桜は頭をさげた。

隆秀は美桜の首をつかんだ。

そして、不意にキスをされた。

「知ってる。雪隆とのことは、分かってるから、いい」

わかってる?????

いいって・・・・・???

戸惑う美桜。

だがそのまま、壁に押し付けられた。

頭の中で、疑問がぐるぐると回る美桜。

もしかしてもしかして。

「わたしは雪隆くんと一緒になったほうがいいって思ったの?」

 

僧侶と交わる色欲の夜に
【コミなび純稿】 僧侶と交わる色欲の夜に