28話 今夜…逢いに来れる?のネタバレ

ネタバレ


「それでいらっときたの?」

母親は思わず吹いた。

隆秀は顔を赤くして怒っている。

「まあ隆秀の気持ちもわかるわよ?家をでるときあれだけもめて、何事もなかったかのように戻られてもって。

それでもねえ・・・親からしたら拒んだりはできないのよ。

これについては、ごめんねとしかあなたには言えないわ。雪秀が帰ってきてくれて、うれしいもの」

「父さんも。同じ意見だよな」

「そうね。元々は二人で協力してほしかったみたいだし、継げるのはひとりだけど、でもあの子がここにいるのは、一時的なことなんでしょ?」

「そうなんだけど・・・。必死さが引っかかる・・・」

そのあと、母親は父親に相談した。

「隆秀。追い返さなかっただけでも、大人になったのかなぁ。

雪秀が家を出るって言い出したとき、一番反対したのは隆秀だからなぁ。

それも、自分への助けがなくなることへの危惧というよりは、志を折ったことへの憤りのように感じたし。

雪秀はここにいちゃだめってこと?」

「いいや。なぜ急に手伝ってくれる気になったのか、そこかな。

年末年始は何かと行事が多いからってことなら、私も追求したくないが、後ろめたさや家を出たことを後悔しているのなら、隆秀は許せないだろう。

いてくれるなら、私たちに拒む理由はないよ。

どんな経験であれ、隆秀が何か言ってくるようなら、それは、あの子の臨海点だから。

そこは見過ごさないようにしよう」

母親は、男の人って難しいなあと、思っていた。

数日後、美桜も、男の人って難しいなあと、携帯を見つめていた。

事務的なメールがショックだて言ってたのに。

[電車すごく混んでた・・・これから資料と格闘するよ!九条君は何してた?]

という美桜からのメールに、隆秀の返信はこれだ。

「テレビ見てた」

自分のほうが事務的じゃないの!!

とひとりでつっこむ。

さびしい。

会いたい・・・

連絡すれば返事がちゃんとくる。

電話で声も時々だけど聴いてる・・・

でもでも。いやだめだ。わたしにはやることが・・・大事な使命が・・・ 

ぐずぐず悩んでいたそのとき!

電話がなった。

隆秀からだった!

「夜時間ある?」

「ありまくる!!」

ということで、久しぶりに九条家にいくことになった。

 

僧侶と交わる色欲の夜に
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【コミなび純稿】 僧侶と交わる色欲の夜に