30話 兄貴の女に欲情するなんて…どうかしてる…のネタバレ

ネタバレ

そのとき。玄関があいた。

雪秀が飲み会から帰ってきたのだ。

二人の部屋からは、卑猥な物音が響く。

ばたん、がたん、どどどどっっ・・・

(まじか・・・・何やってんだ、あの人。俺がいない間に女つれこんで・・・)

そのとき、中から声が聞こえた。

「いやだ出して」

その声が誰のものかは、すぐに分かる。

(・・・俺が、いないからか)

雪隆はさらに胸が高まるのを感じた。

はあはあはあっっっ・・・

アソコが反応している。

自分でベルトをはずす。

裸体の美桜を妄想する。

(雪隆くん!)

妄想の中の美桜が、もだえている。

「先輩・・・先輩・・・」

しこしこしこしこ・・・

一人でやりながら、雪隆は泣いた。

ベッドにうつぶせになり、涙をこらえる。

それでも、次から次へと、悲しみがふくらんでくる。

もうどうしようもなかった。

雪隆は、果てたあとも泣き続けた。

(こんなの、どうかしてるーー)

翌朝。

隆秀と顔を会わせたとたん、雪隆はきつくにらんだ。

恨まれる覚えのない隆秀は、きょとんとする。

それがまた、雪隆には腹立たしい。

ぎすぎすしている空気の中、母親が「隆秀ー」と呼んだ。

「ちょっと見てほしいものがあるの」

いつもの明るい笑顔で、チラシを見せた。

隆秀はすぐに母親のところにいく。

「クリスマス会?」

「今年は子供会やパパの学校にも声をかけるでしょ。一回チラシをね、大まかに作ってみたんだけど」

そこに、雪隆が近づいてきた。

隆秀はチラシを一生懸命チェックしている。

母親は雪隆にも平等に、チラシを見せる。

「雪隆もね、見てほしい・・・」

「いいんじゃない、なんでも」

雪隆が乱暴に口をはさんだ。

「お兄さまがいいなら!!」

とてつもなく険悪なムードだ。

ぎろっとにらんで、雪隆はその場を離れた。

困惑する母親に、隆秀も弁解する。

「俺何もしてない。たぶん」

雪隆は、どうしても頭の中から、美桜の姿が消せず、いらついている。

こんなの、、、傷ついているみたじゃねーか。

自分のプライドが、もうぼろぼろだった。

 

僧侶と交わる色欲の夜に
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【コミなび純稿】 僧侶と交わる色欲の夜に